私たちはついこの間まで呼んでいたホームページという呼び方を、ＷＥＢサイトと呼ぶようになりました。私たちがインターネットやホームページという言葉を耳にし始めた頃には、ＷＥＢサイトという言葉は一般にはほとんど聞かなかったと思います。ところが、ここのところＩＴ業界ではＷＥＢデザインとかＷＥＢサイトという言い方をするのが一般的になってきた様です。ＩＴの進歩により、ここ１０年の間にインターネットを使っての情報発信の在り方も大きく変わってきました。

個人や企業がインターネットを使ってホームページを公開することは、個人であれば自分の趣味の分野であったり、企業であれば会社案内といった使い方が、一般的だったと思います。そうしたように、一個人の、一企業の紹介ページといったものでしたので、ホームページというのがまさに相応しい呼び方だったのでしょう。ところが技術の進歩と共に、インターネットを使った情報発信の在り方も情報量もこれまでとは比較にならないほど大量に多種多様にわたり、単にホームページというには収まらず、ＷＥＢサイトと呼ぶようになり、従来のホームページをデザインするからＷＥＢサイトをデザインするということに変わってきた様です。またＷＥＢデザインというと、ＷＥＢサイトのデザインだけではなく、ＷＥＢ上のあらゆる表現のデザインをいいます。ホームページはＷＥＢサイトのなかの一つの形ではあると思いますが、ＷＥＢサイトの持つ機能や可能性を考えると、単にホームページということではなく、もっと広い意味で積極的にＷＥＢ上での情報公開、情報交換、情報収集のためのツールの一つとしてＷＥＢサイトを考えています。