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私は、昨年の夏と今年の春夏に家族(犬も含む)で旅行に行ってきたわけだが、一応前に記したように私なりに女房や子供たちや犬にも良いようにと考えて宿を決めた。その宿について少し書くことにする。昨年の夏、初めての「ペットと泊まれる宿」は両親も一緒だったので少しでも良い所にと考え、露天風呂の有る和風旅館をと思って決めた、塩河原温泉 美人の湯“渓山荘”という所だ。埼玉県からあまり遠く無く、ペット同伴可の条件で探すと、誰が探してもここが候補となるだろうと思う。渓山荘は「ペットと泊まれる宿」としてガイドブックやインターネットにも出てはいるが、本来は一般客相手で、ペット同伴にも一部対応した数少ない旅館のようだ。ホームページでも特別に「ペットと泊まれる宿」ということを前面に出していないし、和風旅館ということもイメージとして前面に出していないトップページのデザインになっている。それが狙いなのかは分からないが、白を基調にし、ぼかしの入った洋風デザインのサンルームのようなページから入っていくと(4月現在は右のサクラの写真)、施設のページには和風のお庭や露天風呂といった和風の風情の写真が並び、施設全体としては和風の宿だということが分かる。かといって、純和風旅館というほどでもないので、造りや雰囲気からすると今のどちらともつかないが雰囲気のあるホームページは合っているのかも知れない。宿の企画ものや行事等もどちらかと言えば洋風だと思うが、そうした試みには好感が持てる。本題の施設については、入り口や滞在空間、食事室も一般客とペット同伴者とは別にしてあり、あまり干渉しないでそれぞれが使いやすくしてあるところが良い。犬も室内犬(トイレのしつけ済み)であれば同室で過ごせるし、食事も一緒にいられるのが有難い。別館はどこでもワンちゃんも自由に過ごせ、全部で13部屋ある客室のうち8部屋をワンちゃんにも開放してるとのことだ。ちょっと残念だったのは、食事が今一つといったところだろうか。味が悪いとか言うわけではないが、ワクワクしない、非日常感に乏しい気がする。やはり旅館やホテルでの食事には、非日常性の演出やワクワクするところがないと評価されない。その辺にはもう一工夫欲しいところだ。(現在は食材等、生産者の方を紹介したりと、色々と好ましい試みも行われているようだ。)とはいえ、ペットと泊まれる宿としては数少ない露天風呂のある和風の宿であることは確かである。【2005.4.25 加筆】