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我が家の愛犬(ボーダーコリー)は水遊びや水浴びが大好きで、私のアトリエの前を流れる荒川に連れて行くと喜んで川に入ってしまう。夏でなくても浅瀬の水の中に横たわり、しばし水に浸かってから、水しぶきとじゃれるといった具合だ。石を投げたりして、水しぶきを上げてやると、夢中になって水しぶきを追いかけて川の中を走り回る。出かける時も、そんな我が家の愛犬の喜ぶような所に連れて行ってやりたいと思うのは、娘たちだけではなく、私もである。そこで昨年の夏に連れて行ったのが、群馬県水上町の谷川だ。犬を連れて行くわけだから、犬と散歩するのに良い所か、犬と遊ぶのに良い所が有ることが、行く先選びの大きな条件となる。その時も、ノーリードで散歩できるところか、きれいな川で娘たちも一緒に川遊びができるところと思って探したのだが、ノーリードで散歩できるところのペンションはいっぱいだったので、谷川のペンションには「もう狭い部屋しかないですよ。」と言うのを無理を言って泊めてもらった。とても個性的なペンションで、名前も変な感じだし、ホームページから受ける印象も、お酒好きの人たちが集まっているような印象が強く、居酒屋ペンションといった風情だった。実際にはかなり迷ったのではあるが、すぐ前を流れる谷川の水の美しさに惹かれて行ってみることにした。「ペンション 薔薇の詩」 これがペットと泊まれる宿の名前と考えると、かなり変な感じがするのは私だけだろうか。ところが、名前からは想像もできないくらい、このペンションからの遊びは豊富で、もちろんどれも犬さえ問題なければ、いや、ペットさえ問題なければなのだろうか、一緒に楽しむことができるようだ。カヌーにラフティングとかなりダイナミックなものが楽しめるらしい。とはいっても、我が家はもっとも身近なところで、目の前を流れる谷川での水遊びで十分であった。澄んだ水の流れに、子供たちも犬(イヌは水がきれいかは関係ないか?)もそれはもう大喜びだった。そこは親切なことに、渓流に堰を作り、子供たちが泳いだりするのにちょうどいい深さにしてあったことも、とても有難かった。またペンションのことに話を戻すと、ご主人はとても犬のことに詳しいようすで、犬を伴うお客の私たちとしても、とても安心できる。お風呂は手づくり岩風呂の内風呂と露天風呂で、その日は調度夕立になってしまい、私たちは内風呂の方に家族で一緒に入れてもらった。内風呂は、入ったら鍵をかけて使うといったシステムなので、貸切風呂にでき、家族(犬は部屋でお留守番)で入れたのが有難かった。ただ、後の人のことを考えるとそんなにゆっくりできないのが残念だったが。また、食事の時は他の泊り客の方たちと一緒に、食堂か外のテラスで、朝食は外のテラスで犬も一緒にいられた。食事はとても美味しかった。