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2006. 8.18 ペットと泊まれる宿 − 6 < 川遊び ロープウェーも一緒 >

谷川-1.jpg昨年の5月にお世話になった「ペットと泊まれる宿/薔薇の詩」にまた今年の夏もお世話になることにした。子供たちと相談した結果、子供も犬も大好きな水遊びで楽しく過ごすことを優先して「薔薇の詩」に二晩お世話になることになった。

ところが、天気の具合がどうも先行き良くないようなので(台風が接近中)、一路谷川に向かい先ずは水遊びをすることに。
昨年の谷川は石で堰が作ってあったのでもう少し深さがあったのだが、今年は堰が無くやや浅めのため、犬にとっては良いようだが、子供が泳ぐのにはちよっと浅すぎるようだ。
犬は早速水掛っこに大喜びだ。何しろ水飛沫が大好きで、水を飛ばしてくれるのを待ち構えている。

谷川-2.jpg昨年はもう少し深かったので子供たちが泳ぐのには調度良かったのだが、今年は浅すぎるのでそこで子供が泳ぐことはできない。
そこで、100mぐらい下流に行ったところに淵があるようなので、翌日は行ってみることにした。

子供たちは背の立たない深さに最初は多少怖かったようだが、直に慣れ綺麗な水の中を思い思いに泳いでいる。最後まで戸惑っているのは犬で、深いところを泳ぐのは少し苦手のようで、浅いところから泳ぐ子供を眺めている。

それでも、何度かは水飛沫に誘われ自分から深みの中に飛び込んで行っては、あわてて浅いところまで戻ってくる。やはり深いとやや不安のようだ。

谷川岳ロープウェー.jpg二日目も予想に反して思ったよりも天気は悪くなさそうだった。ただ、台風の様子によってはどうなるか分からないので、午前中は谷川岳ロープウェーに乗って、谷川岳や周囲の山の景色を見に行くことに。

気になったのは犬はどうするかということだったが、谷川岳ロープウェーは犬も乗せてくれると聞いて、子供たちも犬と一緒にロープウェーに乗れるということでとても喜んだ。犬連れにはとても有難いことだ。
ただ、犬にとってそこまでして(乗り物にまで乗って)山の上に行って景色を見ることが楽しいかどうかは別のことだろう。

犬にとってはどんな境遇におかれるのかといったことも考え及ばないことで、乗せられてからやはり何となく不安に感じているようだった。
そして登りよりも降りのロープウェーではかなり不安というよりも怖いようで、写真を撮るのに抱き上げた時に外が見え高いところにいることが分かったのか、その後は椅子の下に潜り込んでしまった。

谷川岳ロープウェー2.jpg天気は思いの外崩れることも無く、逆に雲が多いとはいえ360度を見渡すことができた。

頂上へはロープウェーからリフトに乗り継いでいく。
我が家の犬は、ロープウェーに乗るのは初めてだったが、リフトは今回で2回目だった。私が抱いて乗るためか至っておとなしく、それ程不安そうでもない。
谷川岳ロープウェー3.jpg





今回のように、ロープウェーもリフトも犬も乗せていただけるということだったので、本当に有難かった。ちなみに犬のロープウェー利用料金は500円(往復)だった。

とにかく、犬を連れての旅行では犬をどこまで一緒に連れて行けるかということが問題になる。我が家のように中型犬以上の大きさの犬の場合は、籠に入れてというわけに行かないので、なお更難しいわけである。

前日の昼食の時も犬が一緒に入れるお店が無かったので、犬は建物の日陰になる所につながせていただいた。置いて行かれてしまうのが不安なのか、今回の旅行ではこれまでよりもよく吠える。前回の旅行に連れて行かなかったせいなのか、離れているのが淋しいのか、ちょっと離れているだけでもよく吠える。

谷川岳ロープウェーでは、頂上の休憩所でも登り口駅のレストランでも犬も入れて頂けたので、これまたとても有難かった。

薔薇の詩食事.jpgペットと泊まれる宿 ペンション「薔薇の詩」は、
気さくなご夫妻が営んでいる。真っ黒に日焼けした髭をはやしたご主人と、明るい奥様。食事がとても美味しい。


帰りの日は朝食を頂いて、荷物をまとめて帰路に。例年のように、月夜野ビードロパークに寄って子供たちはガラス絵皿やガラスカップの制作。
お店の中を見たり、子供たちが作品制作中は犬は外の日陰になる所につないでおく。

カップ制作.jpg犬は、今回の旅行では本当によく吠える。
最初は入り口の近くにつないでおいたのだが、吠えてうるさいので離れた木陰に移した。
しばらく吠えていたが、家族の気配がしなくなったせいか、吠えるのを止めお座りの姿勢で私が消えた建物の出入口の方を見ている。
ちょっとかわいそうな気もするが、お店の中はペット禁止なので仕方が無い。

制作したガラス皿が出来上がる間にレストランで食事をすることに。
犬はそのまま離れた木陰において置けばよかったのに、レストランの前まで連れて行って近くの木につなぐことにしたのがいけなかった。先程よりも激しく吠えるようになってしまった。

絵皿制作.jpg仕方が無いので、犬をまた離れた所へ移そうとしているところへ、
子供が「お父さん、犬も一緒で良いって。」と呼びに来てくれた。
「本当…、良かったなー。」
「おじさんが、犬はご一緒なら大人しいですか。って聞いてくれて、ええ多分、って言ったら、それなら中へ一緒にどうぞ。って」
というわけで、一般のお客さんが使っていないコーナーの方で犬も一緒に居られることになった。
家族と一緒に居られれば、犬もテーブルの下で静かにしている。



月夜野ビードロパークのレストランの店長さんのご配慮は本当に有難かった。
人が多い時や何時もこの様にしていただけるということは無いだろうが、こうした対応はなかなかできないことだろう。

その時も思ったのだが、その配慮への店長さんの子供への質問に驚いた。
激しく吠えている犬を目の前にして、「犬はご一緒なら大人しいですか。」と聞いてくれた事にだ。
その店長さんも犬を飼っていて、犬のことが良く分かっているのか、実際に飼い主と一緒にいると大人しく、行儀の良い犬が多い事を知っているのだろう。
とにかく店長さんの親切な配慮は有難かった。
子供たちにとっても店長さんの親切な気持ちが、良い印象として残る事だろう。
それが何よりも有難い。 また寄らせていただこうと思う。


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