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 犬のしつけ - 2 -                            2008.9.15

ルン-300-327.jpg

娘たちが犬を飼いたいということで、このルンが家族の一員となった。飼う犬の種類がボーダーコリーに決まるまでには、子供たちとの事情もあるのだがそれにはここでは触れないでおこう。

ここでは、犬のしつけについて話したい。この犬を飼うに当たっては、数冊の「犬の飼い方・しつけ方」本を読んで、犬種の決め方から犬を飼うに当たっての心構えや環境づくりまでも参考にした。
そこで一番勉強になったこと、“目からうろこ”の「犬のしつけ方」は、犬の性質(本能)を理解した上での飼い方・しつけ方である。当たり前のことのようであるが、意外とそんなことは考えずに、自分の思い込みで、飼っていないだろうか。

我が家では、犬の散歩は日課ではない。犬の食事時間も決まっていない。
つまり、我が家のボーダーコリーの“ルン”は、散歩も行きたがらないし、食事もねだらない。雨の日はケージの外には出ないものだと思っているようで、普段よりもおとなしい。それは、お腹が空いて来れば、お腹が空いた素振りはするし、水が無くなっていれば、水がほしい顔はするが、余程でなければ鳴いたり騒いだりはしない。鳴いたり騒いだりしないということは、犬のルンにとって、ストレスとなっていないということだという。もちろん、散歩は大好きだし、食事をもらう前の顔はとても嬉しそうに見える。

雨の日でも雪の日でも散歩に行かなくてはならないのは、大変な時もあるのではないだろうか。事情があって連れて行けないような時は、散歩に連れて行ってもらえない犬にはストレスになる。食事の時間にお腹がすいて吠えている犬は、かわいそうでもある。決まった時間に散歩に連れて行ってもらえると思っている犬が、散歩に連れて行ってもらえなかったり、決まった時間に食事をもらっている犬が食事をもらえなかったりすると、それはその犬にとっては大変なストレスになるということだ。
それは、その犬にそういう習慣がついているからで、その習慣が崩れることがその犬にとってのストレスとなるわけで、我が家のルンのように散歩や食事の時間が決まっていない方が、犬にとってはストレスにならないということで、飼い主にとっても時間的に自由である。なにしろ、ルンにとってストレスにならないということが、何よりである。

今朝は下の娘がルンを伴って散歩に行くというので、一緒に付き合ってきた。先に娘がルンにリードをつけて待っていたので、私が出ていくと滅多に私には話しかけないルンが、「遅いよ、早く行くよ」と「ワウワウワウー」と得意の首をかしげた仕草で私に言ってきた。「ちょっと待ってよ」と私が言うと、急く気持ちとは逆にお座りをして待つ体勢をとったが、直ぐにも駈け出して行きたそうな雰囲気だった。「よし、行くぞ!」と言い終わらない内に、飛び出していく。ゆっくり飼い主と一緒に横に並んで歩くということは、疲れてくるまではできない、困ったルンである。

つづく



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