知り合いの方から犬のしつけについてコメントを頂いたので、それについてお話しさせてもらおう。
>犬の散歩、というものは「行かなければならないもの」というイメージでしたが、そうではないのですね。
>それが「習慣」になっていなければ、気にならないということなのですね。
>私は、散歩に行かないと運動不足でストレスになるのだと思っていました。
散歩に行かないと運動不足でストレスになるのではなくて、犬によって必要な運動量は違うが、犬によっては運動不足になるとストレスになりがちになるということだと思う。
我が家のボーダーコリーのルンは、ボーダーコリーという犬種は牧羊犬なので、ある程度の運動量が必要だ。だから、普段からある程度運動できる環境がないといけない訳で、ルンは普段からそこそこに動いているので、散歩に行かなければ運動にならないということではないので、ストレスがたまってはいないのだろう。何しろ人が来た時の動きはかなり激しい。(それってもしかしたらストレス?)
犬の種類によって必要な運動量が違うので、それに対応できるかによってその犬種を飼うことができるかを決める必要がある。運動が必要な犬の運動が散歩ということであれば、当然散歩は必要なわけだ。その必要な散歩を朝晩決めて連れて行くという習慣にすると大変なわけで、散歩はいつでもいいというように犬に思わせておくことが、犬に散歩に行けない時のストレスをかけないことになる。
また、もう一つ散歩について考えておかなければならないことは、トイレ行為である。私が子供のころに飼っていた犬は、散歩の時にトイレをするようにしつけてあったので、どうしても散歩に連れて行かないわけにはいかなかった。今思うとちょっと可哀そうだったように思う。散歩を決めて連れて行かないということは、トイレは自由にさせてあげなければ可哀そうである。そこでトイレのしつけも必要になる。また、その話は後にするが。
>食事にしても、散歩にしても、習慣化させるかどうかで違ってくるんですね〜。
>確かに、野性だったら、散歩に行くこともないだろうし、餌だって食べたい時に食べているんですから、
>当然といえば当然なのかもしれませんが…。
それはちょっと違う。
野生だったら、散歩ではなくて、生きるために歩き回り、時には走らなければならない。餌も食べたい時に食べているのではなくて、食べられる時にしか食べられない。そう、食べるために獲物を求めて歩き回り、走って捕まえる訳だ。そして獲物にありつくことができれば、食べることができる。
そうした犬の先祖は、野生の世界ではもともと食事の時間を決めることはできなかったわけであるから、本来の性質からして、犬も食事の時間は決めない方がむしろ自然なのだ。そして、犬のお腹も一日一回の食事でも足りる様にできている、ということだろう。
我が家のルンは、前の日の食事時間から4・5時間前後にづらして与えるようにしている。後にするとお腹がすいて可哀想なので、基本は前にづらしていく。家族に頼んでおく時に、忘れてしまっても鳴くことはない。鳴かないので忘れてしまう時もあるのかも知れない。