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 ツマグロヒョウモン(♂)  ― 荒川 ―                  2008.10.8

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荒川の土手のセイタカアワダチソウの花に、蝶が止まっていたので思わず撮ってみた。よく見かける蝶の一種だと思ったが、名前までは知らなかった。ツマグロヒョウモンという蝶のオスのようだ。幼虫の写真を見たら、我が家の庭にここのところたくさん出没している見た目は大変毒々しい毛虫だった。黒い棘の生えた体に鮮やかなオレンジ色のラインが一本。刺されたら大変なことになりそうな姿だが、危険はないということだ。その姿からはちょっと信じられない。
この蝶は、元々は南方系の蝶ということで、ここのところの地球温暖化で、年々生息地が北上しているらしく、この辺りでも大変増えているということだ。

蝶_081007_740-555-2.jpg

温暖化や外国からの持ち込みで、今も着々と生態系が崩れていく。一見、特別困ったこともないように、日常は平穏に過ぎていく中、地球温暖化と外来種の持ち込みが、相乗効果で日本の生態系を壊していく。そして、テレビで放映される地球上の異常事態は、待ったなしの状況の様に思えるのに、私たちにはほとんど何もできない。自分も含めて、人間とは本当に困ったものだ。

セイタカアワダチソウも、今では無いところを探すことができないほどだ。
皆さんはセイタカアワダチソウを食べたことがあるだろうか。
春はみずみずしい先端の部分、秋は蝶がとまっている花の部分と、どちらもてんぷらにすると少しほろ苦い大人の味でとても美味い。
空気のきれいなところに生えているセイタカアワダチソウを摘んで、ぜひご賞味あれ。

そうだ、これだけ沢山あると存在価値は感じなくなってしまうが、
こんなものが商品にできたら良いに違いないのだが。




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