寄居町の(株)カケハシ・スタイル(田中大介氏)は、「音楽のある暮らし」をテーマに、こだわりの生活スタイルや生活グッズ等の上質な生活空間を提案していく。
第一弾の木製CDラックは、シンプルだがパーツのデザインからディテールにもこだわった、木工房やまめ屋・高田氏の匠の技を生かした作品だ。
その一部分をお見せしよう。
全体は30mm厚のウォールナットの無垢板をふんだんに使っている。
天板両端の組み手は、手間を惜しまず手彫りの蟻組み接ぎとした。手間はかかるが締まり力が働き、強固な組み手となるとともに、無垢板の互いの反りも抑えることができる。
更に表面を手ガンナで仕上げ、オイル拭き仕上げを施すと、ウォールナットはしっとりと落ち着いた色になる。
棚板の前部に、樹種の違った木を象嵌している。
色の違った木を象嵌している溝は、あえて二段彫りとした。
私の頭の中で、当初よりデザインイメージの
一部にもなっていたキューブ。
つづく