午後、鉢形城歴史館へ行ったので、鉢形城公園(Google map)の方を少し歩いてみた。歴史館から裏に出て、深沢川を渡り、町の天然記念物になっている木を見て、東側の土塁の上を通って歴史館の方に戻った。
寄居町に住んで10数年になり、鉢形城公園が整備されてからも何年もたっているのに、鉢形城公園周りや深沢川の周辺は初めて歩いた。この高低差のある地形を歩いてみると(ほんの一部だが)、いかに城郭に適した地形であったかということが実感できた。
3連休の日曜日の午後というのに、ほとんど人がいない静かな園内、紅葉にはまだ早いが、秋の木漏れ日の深沢川の渓谷と林はとても気持ちが良かった。
深沢川
日曜日というのに、それは連休中の一日としても、2〜300台の駐車場に10台足らずの車があるだけなのには少しさみしい気がする。ただ驚いたのは、車のナンバーだ。遠い所では、三重ナンバーから横浜、土浦といったところがあったのには驚いた。
とはいっても、これだけの施設があるのに訪れる人が少な過ぎるのは、やはりもったいないように思う。鉢形城歴史館は、施設としては確かに面白いとか華やかな部分は少なく、展示内容も地味ではあるが、鉢形城についての歴史や構造について知ることができ、お城好きや郷土史好きにはもちろん、もっと地元の人たちに見てほしいと思う。
何といっても、鉢形城の復元模型は良くできており、併せて解説ビデオを見ると鉢形城の構造が良くわかる。郷土の歴史を知る上でも、地元の中学生には必修にする価値がある。
また、鉢形城公園は、実際には私もほんの一部しか見ていないが、その一部を歩いただけでも、家族や仲間とピクニックやウォーキングに十分楽しめる空間だ。
内外にもっとPRをして、たくさんの人に訪れ親しんでもらい、今後も更にきちっとした整備を続けていかないと本当にもったいない歴史的施設だと思う。 東側土塁下より望む深沢川