来週は九州へ町並み取材に行く。そこで、その前に埼玉県内を何箇所か先に見ておきたいと思ったので、先日鳩ケ谷市と越谷市を歩いてきた。
日光御成道の宿場町だった鳩ケ谷市の旧街道に沿って歩いてみた。現在では鳩ケ谷にはほとんど街並みの様相は残って無く、いくつかの旧家があるのみだ。
鳩ケ谷宿の面影を残す旧家 緑青の翠が美しい銅板の鬼飾り
岩槻街道を南下し、国道122号線にぶつかる手前、越谷市役所側に翠色の美しい銅板葺きの屋根が見えたので思わず道をそれてしまった。某寺の庫裏の一部かと思ったが、某教会の建物だった。なかなかこれだけの立派な鬼飾りを現在ではめったに見ることはできない。
大きなお寺の高い屋根の上ではなく、これだけ近くで優れた職人の技による美しい屋根を見ることができたのは、思わぬ収穫だった。