今月から「町並み」の取材・調査を始めることになった。遠方としては先ず九州(福岡、佐賀)からの予定だ。
その前に、地元の寄居町の街並みを改めて見直してみることにした。
昨年は、寄居町を舞台にして坂井真紀さん主演の映画「ノン子36歳(家事手伝い)」が撮影され、全国で上映された。寄居町の昭和の雰囲気の残った街並みが良いということで、ロケ地に選ばれた。
YFC・ヨリイフィルムコミッションによる、撮影ロケ地や主演の坂井真紀さんやキャストの方たちが利用したお店などを紹介したガイドサイト「ノン子36歳(家事手伝い)寄居ガイド」もあるので、普段のハイキングや散歩とまた違った角度から寄居町を歩いてみるのも良いと思う。
では、私の選んだ寄居町の昭和レトロ建築をご紹介する。
ブリキのおもちゃの様な三軒
現在は営業はされていないようで、看板や表周りもほとんど手入れがされていない。トタンがだいぶ錆びたままになっているのが残念だ。
真ん中の「大畑商会」さんの看板と紅白のテントとの組み合わせは、何ともレトロ感が際立つではないか。
また、大畑商会さんはその看板を建てる前の建築も、立派だったことが看板越しの屋根から窺うことができる。
渋い看板がどこか懐かしい
寄居町のレトロ建築の代表は、何といっても旅館の「山崎屋」さんだろう。もちろん、こちらは今も現役で営業しているので、実際に懐かしさを体験してみるのもいいと思う。