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 □ うきは市筑後吉井 おひなさまめぐり   −伝統的建造物群保存地区−   2009.3.5

RIMG0088-h 360-270.jpg2月24日、秋月を後に車で40分程でうきは市筑後吉井(福岡県)に着く。吉井を歩く前に昼飯にしようと、ちょっと町中からは外れたうどん屋に入った。

ごぼうのてんぷらと肉の入ったうどんを頼んだのだが、ごぼうは関東の様に千切りした物を一すくいまとめて揚げるようなてんぷらではなく、そぎ切りしたごぼうを揚げたもので、いつもの関東のごぼうのてんぷらの食感とは違い味も少し違って感じた。肉も関東で肉うどんということであれば、つゆの中に肉が入れてあり、当然そのつゆの味付けになっているわけだが、こちらの肉は別に甘く煮たものをてんぷらと同じように後からうどんに乗せたものだった。味はうまかったので問題はなかったのが有難かった。

RIMG0089 360-270.jpg吉井に着いて伝統的建造物群保存地区の町並みがどの辺にあるのかが分からなかったので、まず駅に行って市内の案内板を覗いてみた。町並みの方向を目指しながら駐車場と飯を食べるところを探しながら走ったのだが、その時はそれ程の町並みには思えなかった。食事の後、街中の金融機関の駐車場に車を止め、歩き始めた。すると、うどん屋の方へ曲がった交差点のさらに先の方が立派な町並みだったではないか。

ここでは、私たちの他には三人の女性観光客風の人たちと二人連れのご夫婦がいたが、他には地元の人が数人歩いている程度だった。平日ということではあるが、これだけの町並みを見に来る人はいないのだろうか。ここは国道に面しているせいもあり、ある程度の車の交通量がある。国道ということから考えると、写真でもわかるように車の交通量としては少ない方だとは思うが。それにしても歩いている人がいない。

RIMG0097 360-270.jpg町ではその時もひな祭りが開催されているようで、ポスターを見かけ、金融機関や古いお店など、店の中にはひな人形が飾ってあった。

「筑後吉井おひなさまめぐり」といったお祭りが開催されている期間中であった。
(解説より:白壁土蔵の町並みを背景に、うきは市吉井町内の旧家や町在住者が所蔵する、江戸時代から現在までの豪華なものから珍しいもの等、数多くのおひなさまを各家々や商店、旧家、公共施設に展示しています。 白壁土蔵の町並みをゆっくり散策しながらの、おひなさまめぐりも乙なものです。日曜日は人力車に乗れます。)


うきは市のサイトから見ると、期間中の日曜日にはいろいろなイベントが開催いされるようだが、平日のこの日は車が通るだけで、とにかく白壁土蔵の町並みをゆっくり散策しながらの、おひなさまめぐりをしている人はほとんど見受けられなかった。

とにかく、歩いていて楽しくないのである。道路は広いし、歩道は狭いし、ゆっくり散策できるような街になっていない。休むところはないし、ウインドウの外から覗き込む雛飾りは、決して温かく迎えてくれているようには思えなかった。少なくも、ひな人形を見るために家の中に入りやすい感じはないし、ほとんどがウインド越しに見てってといった感じである。写真を見直しても、お祭りをやっているような華やかさは町にも感じられない。

まだこれから整備していくのかも知れないが、歩行者が安心して歩けるように歩道を整備し、訪れた人が寛げるようなまちづくり、お店づくりも必要だ。もっと歩行者を大切にした道づくり、まちづくりをしてほしいと思う。




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