平成18年に国(文化庁)の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定を受けた。通称「酒蔵通り」で知られる宿場町と酒造業により発展した白壁土蔵の酒蔵が多く残る「醸造町」は、防火構造の居蔵造家、土蔵造大型酒蔵、桟瓦葺真壁造町家、茅葺町家、武家住宅、洋風建築等の建築群が町並みをつくっている。
写真の様にまだ傷んだままの建物も多い。傷んだ部分も、修復したばかりの新築の様にきれいになった建物よりもむしろ趣はあるが、事情もあるだろうが、やはり早い修復が望まれる。
左と下の写真は、江戸時代に「継場」として使われていた建物だ。「継場」とはいろいろな荷物を宿場から宿場へつなぐ場所で、「問屋」ともいわれ、中には帳場の跡や人足が控えていた部屋などもあったという。入口のところには馬を繋いだ鉄の輪も残っている。