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肥前浜宿は、平成18年に宿内の2地区が国(文化庁)の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定を受けた。前記の浜中町八本木宿地区とこちらの浜庄津町浜金屋町地区だ。 浜庄津町浜金屋町地区は、近世には鹿島藩の港町として商人や船乗り、鍛冶屋等が住み発展した。有明海の河港に職人町として栄え、茅葺の町屋を中心に瓦葺の町家が混在する町並みを形成した。今では茅葺のままの家は少なくなってしまっているのが残念だが、特色のある景観を見ることができる。前に記した浜中町八本木宿地区にもはずれの方には見ることもできたが、同じ肥前浜宿内でこれだけの距離でも住む人の職業の違いなのか、まったく違った町並みとなっているのが面白い。