広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会 2009年度キックオフフォーラム
地域産業振興に活かせ!コミュニティビジネス
2009年6月11日(木)
主催 関東経済産業局・広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会
■事例-2 NPO法人まえはら子育てネットワーク(千葉県) 理事長 小手川 京子 氏
http://genkinet.ciao.jp/index.shtml
保育者と保護者で運営。2008年に建てられた新園舎は、費用のほとんどが擬似私募債の
発行や募金という地域の協力で生まれた!
こんなやり方もあったのかといった驚きと、当初これだけ上手くいった基には、それまで築いてきた信頼があってのことだろうと思う。そして、それはスタートであり、現実にはこれからの業績によるところであるが、それも大変なことには違いないと思う。
1960年に“前原団地保育の会”として発足して以来、50年にも及ぶ長い年月を自主運営してきたという。ところが、前原団地の建て替えに伴った、間借りしていた市児童ホーム自体の建て替えを機会に、なんとか園庭のある自前園舎の建設を目指し奔走する。敷地は長年の実績にUR都市再生機構から50年の定期借地権で提供を受けるが建設資金がなく、多くの助成金を申請するも、どこからも支援を受けることはできなかったという。
そこで、擬似私募債による資金調達の提案を受け、残りの必要資金額4,300万円を債権(償還期間 5年もの一口30万、7年もの50万)とした。市記者クラブで発表したところ、思いのほかの反響で1ヶ月で4,300万円を集める事が出来たという。
それにはOB会と保護者の力が大きかったという。それは、この会の長年の子育て支援活動があったからこそであり、保護者や卒園生に信頼され、支持されているからである。
とはいっても、これからもまだまだ大変であるわけだが、子どもたちが園庭で遊ぶ姿は何よりも励みとなることだろう。