□ 寄居町特産品開発プロジェクト(1) の記事から
もう先週の事になるのだが、私が10月5日の月曜日に農工商連携プロジェクトの特産品開発のための人材育成セミナーの第7回の講義をさせて頂いた。私は地元寄居町の住民でもあるので、特に寄居町の素材についてそれらに付加価値をつけることを中心にお話しさせて頂いた。
寄居町は埼玉県随一の肉豚の生産地
まず寄居町の農産物で第一の生産額のもの、そしてそれは埼玉県一でもあるものは、肉豚の生産量であった。寄居町の住民でも肉豚の生産量が埼玉県一であるということは意外と知られていない。
寄居町が埼玉県随一の肉豚の生産地であるのに、そのことを住民も知らないくらいだから当然、寄居町の特産品ということにもなっていない。それは本当にもったいないことである。
ただ、寄居町の肉豚の生産高が多いといって、それがすぐにそのまま「寄居町のブランド商品」になるわけではない。
寄居町の肉豚生産高が埼玉県一ということが広く認知されれば、それはそれなりの特産品ということにはなっても、それが「ブランド商品」ということではない。
ブランドにするためには、生産者のこだわり、特徴づくりが必要となる。
そして、そうしたものが消費者に認められ、消費者から信頼を得た時に、それがブランドとなる。
つまり信頼される寄居町の肉豚をつくることが必要となる。
・美味しい豚肉であること
・安全・安心な豚肉であること
そのために厳選した品種、こだわりの飼育等を行わなければならない。
そして、そうしたこだわりをきちんと消費者に理解されるように伝えなければ、信頼を得ることはできない。
当然、その商品が特定されなければならないので、ネーミングも必要となる。
せっかく寄居町で生産されている肉豚が埼玉県一の生産量というのだから「寄居町の豚肉は美味しいね」と言われるような「寄居豚」として「ブランド化」して頂きたいと思う。
□「まちづくり」寄居町特産品開発 寄居エキナセアを日本一へ 「ブランド化」 の記事へ